八幡平市商工会令和6年度従業員交流定着促進事業

アジェンダ
- 講師自己紹介
- 自己紹介 & 使ったことがあるAIと、その用途をディスカッション
- 講義
(1) AIとは?
(2) AI活用の好事例
(3) AI を活用したチラシやWebページ作成、SNS の投稿など広告宣伝 - グループワーク・演習
- 質疑応答
- 参考資料
- 最後に
1.講師自己紹介

塚田 崇博
京都市出身。44歳。大学と専門学校をWスクールし、卒業した年に大阪市で人材派遣会社を起業。販売職に特化し、通信業界やアパレル業界向けに展開。14期目に差し掛かった頃、代表を退き両親の住む八幡平市へ移住。37歳にして大手人材会社に初就職。人材会社としての体系的なノウハウを学ぶ。2019年には八幡平市で実施しているプログラミング合宿、スパルタキャンプでSwiftとPythonを学び、「人材会社 ✖️ IT」 を強みとするAqshを2020年に設立。ミッションは「握手で、きっかけを。」を掲げ、人の可能性を開くための事業活動を行う。
【主要事業】
・採用支援:人材紹介、HRコンサルティング
・求人メディア運営:「八幡平市まちの人事部」、「Aqshオファー」
・IT / DX 支援:「AIプロンプトラボ」、BPaaS事業「SyncLyft」
【コミュニティ運営】
・八幡平メディテックバレープロジェクト 監査
・スパルタコミュニティ 運営事務局
・岩手イノベーションベース 運営委員
・盛岡アクセラレータープログラム 運営事務局


2.自己紹介 & 使ったことがあるAIと、その用途をディスカッション (5分)
近くの方とペアを組んでいただき、自己紹介を行います。(1人 2分)
【自己紹介フォーマット】
・名前 (ニックネーム)
・所属企業の業種・業界
・最近あった嬉しかったこと
・得意なこと
・好きなこと
・苦手なこと
・使ったことがあるAI
・何に使ったか
※相手が話したことをメモしてください。時間厳守!





3.講義
(1)AI とは?
AI(人工知能):Artificial Intelligence (アーティフィシャル インテリジェンス)
AI(人工知能)は、コンピュータが自動で作業をするための技術です。
これまでのデータをもとに、未来を予測したり、問題を解決したりすることができます。

生成AI : Generative AI (ジェネレイティブ アーティフィシャル インテリジェンス)
生成AIは、学んだデータをもとに、新しい文章や画像、音声、動画などを作り出せるAIです。
例えば、入力したキーワードから文章を書いたり、写真のような画像を作ったりできます。
ただし、AIは間違った答えを返すことがあります。これをハルシネーションといいます。必ず、ファクトチェックをしましょう。

生成AIの可能性
生成AIは、文章、画像、音楽など、多様なコンテンツを人間のように生成する革新的な技術です。
その可能性は無限大で、業務効率化、新たな創造性の発揮、そして未だ見ぬサービスの創出を加速させます。
特に、アイデア出し、文章作成、デザインといった分野での活用が期待され、私たちの働き方や生活を大きく変える力を持つでしょう。

(2)AI 活用の好事例

AI活用は、業種や業務内容を問わず、生産性向上や新たな価値創造に貢献しています。例えば、マーケティング・セールス分野では、顧客データの分析に基づいたパーソナライズされた広告配信や、AIによる広告コピーの自動生成などが効果を上げています。
カスタマーサービスにおいては、FAQの自動生成やチャットボットによる問い合わせ対応の効率化が進み、顧客満足度向上に貢献しています。
事業運営においては、AIによるビジネス文書の自動生成や翻訳、会議議事録の作成・要約などが業務効率化に繋がっています。また、デザインやコンテンツの生成、アイデアのイメージ出しなど、創造的な業務を支援する事例も増えています。審査・検査・判断業務の一部自動化や、社内ナレッジの蓄積・探索にもAIが活用され、業務の質とスピードを高めています。
情報システム部門では、要求・要望からの設計書生成、設計書からのコード生成、テスト計画書・テスト項目の自動生成など、開発プロセスを効率化する事例が見られます。
人事部門では、人事評価シートの要約や、採用募集要項の生成、社員向けのメンタルケア・サポートなどにAIが活用されています。
財務部門では、決算説明資料のドラフト作成や、株主総会での想定問答の作成、開示資料の作成・チェックなどが効率化されています。
法務部門では、契約文書のレビューやドラフト版の生成、知財リスクに関する調査・分析、法務チェック・相談窓口の自動応答などにAIが活用されています。
画像生成AIの出力例

動画生成AIの出力例

様々な特化型AIがあるため、目的に応じて組み合わせて使うのが主流
検索AI:Felo Genspark Google DeepResearch Perplexity
音楽生成:Suno AI
画像生成:Midjourney Google Imagen3
動画生成:KLING AI Sora Runway Pika
孫正義氏は、SoftBank World 2024の特別講演で、超知性(ASI)が10年以内に実現すると予測しました。ASIは人間の知能を1万倍以上超えるもので、AGI(汎用人工知能)のレベル5を超えた世界です。AGI自体も2~3年後に達成されると見込んでいます。
人間の脳のシナプス数は20万年前から変わらない一方、生成AIのパラメータ数は飛躍的に増加しており、AIは知識の理解(GPT)から思考・推論(O1)へ進化し、発明の領域に達すると述べました。特にOpenAIのO1モデルは、Chain of Thoughtや強化学習により、博士号レベルの問題解決能力やプログラミング能力で人間を超える成果を上げています。
将来的には、パーソナルAIエージェントが24時間個人の生活をサポートし、医療、教育、買い物など多岐にわたる分野で活躍すると予想。さらに、エージェント同士が交渉やタスクを実行するAgent-to-Agentの世界、あらゆる物にAIが搭載されるAI of Everything (AioE)の時代が到来すると語りました。
重要なのは、AIを知能だけでなく知性へと進化させること。思いやりや倫理観を持ち、人々の幸せを最大の報酬とするような設計が必要だと強調しました。


















(3)AI を活用したチラシやWebページ作成、SNS の投稿など広告宣伝
特に、チラシやWebページ作成、SNS投稿といった日常的な業務においても、AIを活用することで効率化と効果向上が期待できます。
1. AIを活用したチラシ作成
従来のチラシ作成は、企画、コピーライティング、デザイン、画像選定など、多くの工程を必要とし、時間と労力がかかっていました。
AIを活用することで、これらの工程の一部または全部を効率化できます。
AI活用例:
- コピーライティング: AIは、ターゲット層や商品・サービスの特徴を入力することで、魅力的なキャッチコピーや説明文案を複数生成できます。過去の成功事例や競合のチラシなどを学習させることで、より効果的なコピーを生成することも可能です。
ツール例:ChatGPT、Gemini - デザイン: AIデザインツールは、入力されたテキストやイメージに合わせて、最適なレイアウトや配色を提案してくれます。テンプレートの選択肢も豊富で、専門知識がない担当者でも短時間でクオリティの高いデザインを作成できます。
ツール例:Claude、v0、Canva - 画像選定・生成: 商品画像が用意されていない場合でも、AI画像生成ツールを利用することで、イメージに合った画像を生成できます。また、既存の画像素材の中から、AIが最適なものを提案してくれる機能もあります。
ツール例:Imagen3、Midjourney
具体的な流れ:
- 企画・情報整理: チラシの目的、ターゲット層、掲載する情報(商品・サービス内容、価格、キャンペーン情報など)を明確にします。
- コピーライティング: ターゲット層に響くキーワードや表現をAIに指示し、複数のコピー案を生成します。その中から最適なものを選び、必要に応じて修正します。
- AIデザインツール活用: チラシの目的やブランドイメージに合ったテンプレートを選択し、生成されたコピーや用意した画像を配置します。AIが提案するレイアウトや配色を参考に、調整を行います。
- 画像選定・生成: 商品画像がない場合は、AI画像生成ツールでイメージに合った画像を生成します。既存の画像を使用する場合は、AIの提案を参考に最適なものを選択します。
- 最終確認と印刷: 作成したチラシの内容に誤りがないか、デザインが意図したものになっているかを最終確認し、印刷します。
2. AIを活用したSNS投稿
SNSは、企業と顧客とのコミュニケーションや情報発信に不可欠なツールとなっていますが、日々の投稿作成には時間とアイデアが必要です。
AIを活用することで、投稿テーマの選定、文章作成、アイキャッチ画像(サムネイル)の作成、投稿スケジュールの最適化などを効率的に行えます。
AI活用例:
- コンテンツ生成: AIは、トレンドなどを参考にしたテーマの選定や指定キーワードに基づいて、SNS投稿文案を複数生成できます。過去の投稿データやトレンドを学習させることで、エンゲージメントの高い投稿を作成することも可能です。
ツール例:ChatGPT、Gemini、Grok - アイキャッチ画像作成: 投稿内容に関連性の高いアイキャッチ画像を作成するのにAIを活用できます。撮影や素材集めの手間を省くことができ、高品質な画像を作ることでクリック率を高められます。
ツール例:Imagen3、Midjourney、Canva - 投稿スケジュール最適化: 過去の投稿データやユーザーの活動時間帯を分析し、エンゲージメントが最大化される最適な投稿スケジュールをAIが提案してくれます。
ツール例:Grok、ChatGPT
具体的な流れ:
- 目的・ターゲット設定: SNS投稿の目的(認知度向上、顧客獲得、エンゲージメント向上など)とターゲット層を明確にします。
- AIコンテンツ生成ツール活用: 投稿テーマやキーワード、ターゲット層などの情報をAIに入力し、複数の投稿文案を生成します。生成された文案を参考に、自社のブランドイメージに合った表現に修正します。
- 投稿テーマ選定: AIが提案するテーマの中から、自社のPRしたいことと最も関連性の高いものを選択します。必要に応じて、社名や商品名など独自のキーワードを追加します。
- アイキャッチ画像作成: 生成AIを利用して作成した画像にキャッチコピーを配置し、高品質なサムネイル画像を作成します。
- 効果測定と改善: 投稿後のエンゲージメント率やリーチ数などの効果測定を行い、AIの提案や投稿内容の改善に役立てます。
AI活用における注意点:
AIは非常に強力なツールですが、完全に自動化できるわけではありません。生成されたコピーやデザイン、投稿内容などは、必ず人間の目で確認し、修正を加える必要があります。また、AIに依存しすぎず、自社のブランドイメージやターゲット層に合わせた独自のアイデアや表現を取り入れることが重要です。
4.グループワーク・演習
AIでインフルエンサー風スライド作成
ペアになった相手の自己紹介の内容を元に、インフルエンサー風のPRスライドを作成します。
以下の手順に従って、AIツールを活用しながら進めてください。
所要時間: 約50分
使用ツール:
手順:
ステップ1:各ツールの登録と、情報整理 (5分)
- 各ツールの登録を行います。全てGoogleアカウントで無料で登録することができます。Imagen3はGemini内で使えるので登録不要です。
- 自己紹介の時に聞いた情報を再度整理し、氏名は必ずフルネームを避け、ニックネームか名前の一部にしてGeminiに入力します。
インフルエンサープロンプト
ペアとなった方の自己紹介の内容を下記テキストボックスに記述してください。その後、Gemini貼り付けて魅力的なプロフィールとPRを作成してもらいましょう。
ステップ2:インフルエンサー像のコンセプト設計(10分)
- 上記で作成したプロフィールとPR文章を元に、「どのようなインフルエンサー」なのかがわかるスライドを作成するため、コンセプトをGeminiで作成します。
コンセプト作成プロンプト
下記のテキストボックスの内容をコピーして、Geminiに送信してください。
2.コンセプト案の修正とキャッチコピー作成:
- Geminiからの提案を確認し、修正点があればGeminiに指示します。
- スライドの冒頭に使うキャッチコピーの候補を出してもらいましょう。
キャッチコピー作成プロンプト
下記のテキストボックスの内容をコピーして、Geminiに送信してください。
ステップ3:コンテンツ作成(15分)
- アイキャッチ画像の作成(Imagen3、Canva):
- ステップ2で決定したコンセプトやキャッチコピーをイメージさせるような、目を引くヘッダー画像の元となる素材画像をImagen3 (Gemini) で作成します。プロンプトは「このインフルエンサーをイメージした人物画像をリアルな写真/アニメ画像/CG画像/イラストで作成してください。」
- 作成した画像をコピーし、Canvaの豊富なテンプレートや素材を活用し、適切な場所に配置してインフルエンサーの個性を表現できるようなデザインを目指しましょう。
- キャッチコピーの配置(Canva):
- アイキャッチ画像内の目立つ場所にキャッチコピーを配置し、完成したらCanvaから画像をダウンロードします。
- テキストコンテンツの再作成(Gemini):
- ステップ2で作成した構成案に基づき、各セクションのテキストコンテンツをGeminiで再度生成します。
PRページ作成プロンプト
下記のテキストボックスの内容をコピーして、Geminiに送信してください。
ステップ4:PRスライドの生成と調整(5分)
- Gammaの利用: 作成したアイキャッチ画像 とテキストコンテンツをGammaにコピー&ペーストし、スライドを生成します。
- 情報の追加: 必要に応じて、SNSアカウントへのリンク、問い合わせフォームなどを追加します。
ステップ5:発表とフィードバック(10分)
- 作成したスライドを確認します。
- 作成したスライドをグループで発表し、インフルエンサーとしてのコンセプトやアピールポイントを紹介します。
- 他の参加者や講師からフィードバックをもらい、今後の改善点などを検討します。
ポイント:
- 相手の個性を最大限に引き出す: 自己紹介の内容を理解し、相手の魅力が伝わるようなスライドを作成しましょう。
- インフルエンサーの視点を持つ: ターゲット層がどのような情報を求めているか、どのような見せ方が効果的かを意識しましょう。
- AIツールを積極的に活用する: Gemini、Imagen 3、Canva、Gammaの機能を最大限に活用し、効率的にクオリティの高い成果物を作り上げましょう。
- 創造性を発揮する: AIの生成結果をそのまま使うだけでなく、自分たちのアイデアや工夫を積極的に取り入れましょう。



5.質疑応答
6.参考資料
①Canva AI 初心者ガイドブックはこちらから
②Midjourney 初心者ガイドブックはこちらから
③GPTsの使い方大全はこちらから
④プロンプト52選はこちらから
⑤X投稿内容自動作成プロンプトはこちらから
7.最後に




